構えのコツ

2022年3月28日

今回は、剣道において”超”重要な「構え」についてである。
構えによって、その人の技の得意・不得意が決まってしまう。自分の思う通りの剣道ができない人は、構えを見直す必要があるかもしれない。

今まで伝えられてきたありがちな教え方

以下の内容は、昔から一般的に言われてきたことで、実際このように教えられてきた人も多いと思うが、これは真実を伝えていないと思う。これを素直に信じすぎると、上達が遅れて悩んでしまうかもしれない。(実際自分も長年苦しんだ)

・体の重心は左右の足の真ん中にくるようにする →イマイチ
・上体はいつも真っ直ぐにする →イマイチ
・背中の肩甲骨を寄せて胸を開く →全く違う
・左こぶしは体の中心に、剣先の延長は相手の喉に →イマイチ
・左のひかがみ(ひざの裏)を伸ばす
 →誤解を生む教え方

ここでの新しい教え方

上記の昔ながらの教えに疑問を感じ、自分で勝手にいろいろ工夫研究した結果たまたま具合のいい”コツ”をつかめた人だけが上達したりする。このブログでは、そういったコツを伝えていきたい。
構えのポイントは大体以下のようになる。重要(と私が思っている)順番に書く。もうすでに知っている、もしくは図を見るだけで理解・実践できる人はそのまま進んでもよいが、各項目のリンクに詳しい説明と体得のコツを付けておくので興味があったら読んでほしい。

①骨盤を前傾させる

②体重を左足に思いっきり(8:2~9:1くらいの比率)乗せる

③上半身の体軸を床に対し垂直より若干後ろ寄り、右寄りに傾ける

④左腰を前に出し、ヘソを相手に正対させる

⑤左こぶしは体の中心線よりげんこつ一個分左側、右こぶしを体の中心に。剣先は相手の左目と喉の間に

⑥膝を軽く曲げ、左ひざを内股にして左足をまっすぐ前に向ける

⑦左足のかかとは2cm上げ、右足のかかとは数mm上げる

次回は、打突動作(手の動き)について説明する。

剣道

Posted by 管理人