骨盤と剣道の関係
私は、剣道を子供達や初心者にわかりやすく効率的に教えるため運動理論的に説明できないか考えてきたが、最終的に、避けて通れないとても重要なことに行きついた。
「構えについて」でも説明 ...
大きな声を出すことの重要性
剣道とは、初心者と経験者で力の差が大きく出やすい競技だと思う。小学生はともかく、中高生にもなると、やはり強い人は強く、スピードも、パワーも、技のバリエーシ ...
間合いについて
今回は、誰が教えても同じ内容になる間合いの話である。初心者は勘違いしやすいところがあるので注意が必要。
遠間(とおま)開始線で立ち上がってお互いに構え合い、竹刀の剣先が触れ合わない距離である。
触刃の間(しょくじんの ...打った後の振り返り方
剣道で打った後は、ほとんどの場合、相手から見た左側(自分から見た右側)に抜けていくことが多い。そして、そして次のようによく言われる。
・振り返るときは、右足を軸にして回る。左足を軸に回っては ...
打突動作(足と体の動き)
これまでによく言われてきた教え方はこんな感じだと思うが、大きな誤解をしていると思う。
・踏み込む際に、ひざを曲げて下に沈み込んではいけない
→それまで体を下から支えていた左足で、 ...
打突動作(手の動き)
これまでよく言われてきた教え方はこんな感じだろうか。
・「大きい打ち」ができてからでないと、「小さい打ち」を教えてはならない
→「大きい打ち」の手の使い方は「小さい打ち」のそれと ...
構えのコツ⑦左足のかかとは2㎝上げ、右足のかかとは数mm上げる
左足のかかとは、①で骨盤を前傾させると、かかとの位置が異常に高くなることはなく、だいたい2cmくらいになる。
右足のかかとは、べったり床についてしまうとスムーズにすり足ができず、体がどんどん沈んで行ってしまう。右 ...
構えのコツ⑥膝を軽く曲げ、左膝を内側に入れて左足をまっすぐ前に向ける
人間の体はその構造上、①「骨盤を前傾させる」と、両足のつま先は内側に入り、その逆に骨盤を後傾させると、つま先は外に開く。そこで、①をやりつつ、④「左腰を前に出して腰を正対」させることにより、左足の向きは外に開かずに勝手に前に ...
構えのコツ⑤左こぶしは体の中心線よりげんこつ一個分左側、右こぶしを体の中心に置く。剣先は相手の左目と喉の間に。
これも、指導者によっては「左こぶしは体の中心へその前、剣先は相手喉につけて中心をとる」と口を酸っぱくして言うのではないだろうか。この教え方がダメな理由もこの記事の後半に書いておく。
体得のコツ④の項目で腰をまっすぐ前に向け ...
構えのコツ④左腰を前に出し、ヘソを相手に正対させる
②で、「左足に体重を思いっきり乗せる」と言ったが、できるだけ左足の真上から体重をかけるようにすると、必要以上に足幅が開かず、腰をまっすぐ前に向けることができる。イメージとしては、ヘソから相手の顔にむかってビームを照射しつづけ ...